ホーム | 日系社会ニュース | 文協理事会=予算を黒字調整し追認=会員拡充委に予算ゼロ

文協理事会=予算を黒字調整し追認=会員拡充委に予算ゼロ

2006年2月21日(火)

 ブラジル日本文化協会(上原幸啓会長)は十八日理事会を開き、〇六年度予算案の追認を行った。この予算案は昨年十一月の理事会、翌十二月の評議員会において条件付で承認されたもの。
 しかし、約六万レアルもの赤字予算であったため、理事会内部やコロニアから批判の声が上がり、調整案を再度理事会で諮ることが決議されていた。
 武用サムエル企画予算担当理事は調整案を発表、追認された。四月八日に開催される第五十回定期総会で承認される予定。
 調整予算案によれば、全体の収入は百九十万九千百七十五レアル、支出は百八十八万八千百六十一レアル。前回の六万レアルの赤字から残高は二万一千十四レアルの黒字に転じた。
 文協創立五十周年記念委員会が奉加帳に記入された七万一千四百レアルを収入として予算に組み込んだことが大きな理由。
 日本館運営委員会は五月に予定している「homenagem as criancas」や八月のイベントを予定、前回の予算案から一万レアルの収入増を見込んだ七万六千レアルを計上。
 収入、支出共にゼロを計上、評議員会で批判を浴びた文協ネット委員会は八万六千四百レアルを収入、支出とした。
 なお、会員拡充、企画投資委員会などは収入、支出共にゼロの状態となっているが、出席した約二十人の理事からの質問はなかった。
 河内マサミツ監査から、「現在、会計に目立つ問題はないが、現預金の残高が減少している。理事会として早急に解決策を検討すべき」との意見が出された。

image_print