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大耳小耳

2006年4月8日(土)

 世界こども図画展「世界を繋ぐ絵の懸け橋」が文協貴賓室で十三日まで開かれている。ブラジルはもちろん、日本、アルゼンチン、ウクライナ、モンゴルなど五十七カ国、八十一点の絵から、各国の子供たちを取り囲む環境が読み取れる。絵を子供のカウンセリングに使うこともある心理学者の中川キョウコさんによれば、「日本に住むブラジル人のなかには太陽をだいだい色に描く子供がいる」という。日本人が使う赤、ブラジルの黄色の中間色ということ。興味深い話だ。
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 六十歳以上の人は、法令によって、外国人再登録をしなくてもいい――の話の続き。最近、銀行の窓口で、あなたのセードゥラ(RNE)の有効期限は切れている、と言われた人が本紙に電話をしてきた。二件あった。アポゼンタドリア受給の関連でだ。銀行の窓口が、法令のあることを知らないから、こんなことが起きる。連邦警察に再登録に行くと「その必要はない」と受け付けてもらえないし……。銀行の窓口では法令のコピーを示して「こうだ」と頑張るしかないか。
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 リベルダーデ広場に以前、桜が植えてあったが、一年~一年半ほど前に枯れたそうだ。その場所は現在、ほかの目的のために利用されていない。穴が空いたような状態になっており、つまずきやすいとクレームが出ている。特に〃被害〃を被っているのは、ラジオ体操。参加者が穴を避けようとするあまり、人と人との間隔が狭くなり、転倒によるけが人が出ているという。

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