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2陣営がシャッパ提出=県連=20日に会長選挙

2006年4月11日(火)

 〔既報関連〕県連選挙に初の複数シャッパ――。県連の〇六年度定期総会が二十日に開かれる。これに先立ち十日、新執行部役員の候補シャッパが締め切られ、高橋一水・県連副会長(高知県人会長)と松尾治・福岡県人会長をそれぞれ会長とする二つの名簿が提出された。当初から去就が取りざたされていた二氏の出馬。これを受けて、県連は初めての複数シャッパによる選挙を実施することが決まった。
 十日午後三時、選挙管理委員五人の立会いのもと、県連事務所でシャッパの提出が締め切られた。
 松尾陣営のシャッパには松尾氏のほか、県連相談役の吉加江ネルソン(宮崎県人会名誉会長)、大西博巳(広島会長)二氏が同行。高橋氏とともにシャッパの提出に立会った。選管メンバーが名簿に受領のサインをした後、高橋氏と松尾氏は笑顔で握手を交わしていた。
 高橋氏を会長とするシャッパは、現在の執行部役員を中心に組まれているが、副会長に鈴木康夫・茨城会長、木原好規・和歌山会長など、これまで執行部に参加していない県人会長の名前も挙がっている。
 高橋陣営のシャッパが一世中心なのに対し、松尾氏側では、一世と二世の割合は半々。副会長七人のうち四人を二世会長が占めている。
 今後は選挙管理委員長が選出され、選挙規定が決められる見通し。顧問を含めた約五十票の行方をめぐって、総会当日まで選挙戦が展開される。

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