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閉会後即刻〃浄財〃贈る=憩の園支援する歌謡祭

2006年4月18日(火)

 第八回憩の園支援歌謡祭は二日、同園で行われ、参加者たちの篤志の結晶ともいうべき「一万三千三百九十二レアル」が、経営団体の救済会に、祭り終了後、即刻贈られた。
 歌謡祭は、日伯音楽協会・ブラジル日本アマチュア歌謡連盟(NAK、北川彰久会長)主催。例年どおり救済会とともに実行委員会が結成された。
 参加者たちは早朝からそれぞれ、手に手に一品を携えて、憩の園を訪問した。午前八時半、早川富雄委員長の司会で開会。第一会場では午後六時まで延べ四百人による各カテゴリーの歌唱が続いた。第二会場の特別養護棟では大橋清子らの日本舞踊が、寝たきりの人たちを楽しませた。
 第三会場の食堂では、終日ビンゴが行われたほか、ブッフェ・ミドリ、高橋八重子さんリーダーのNAKモジ婦人部、NAK歌謡講師ら手づくりの焼きそば、寿司などが販売された。
 主催者側の歌謡師範、審査員、役員は手弁当で審査、司会、進行に当たった。歌の賞品は陶芸家・土本真澄さん指導で製作された焼きもの、こどもたちにはオーボ・デ・パスコアが配られた。
 最後の歌は上島マリーナ救済会副会長の「川の流れのように」。吉岡黎明救済会会長のお礼のあいさつのあと、北川歌謡祭会長の夫人・好美さんから園のマードレに浄財(寄付金)が贈られた。会場からは割れるような拍手が沸き起こった。主催者は、後援団体・個人に感謝するとともに、今から、来年の歌謡祭への協力を呼びかけている。

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