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援協本部施設建設に弾みつくか=神内名誉会長近く来伯=和井名誉会長と「最後に、一緒に仕事」を=用地買収すでに報告ずみ

2006年4月28日(金)

 【既報関連】援協名誉会長で、プロミス最高顧問の神内良一氏(80)が今年中にも来伯か? 同氏が昨年末に、和井武一名誉会長(92)に宛てた書簡の中で、年内にブラジルを訪れる意向を示していることが、このほど分かった。援協は、本部施設(援協福祉センター)建設のための用地(三千八百五十平米)を購入したばかり。過去十億レアル以上の協力をした、神内氏の来伯が決まれば、着工に向けて弾みがつくかもしれない。
 関係者らの話によると、援協は昨年十一月ごろから、東洋人街の物件探しをスタート。「二千平米以上のまとまった土地で、立地条件も良い」とファグンデス街の用地を買収した。
 名誉会長である神内氏には、援協やコロニアの動きについて細かに報告しているのが長年の習慣。援協が本部施設建設構想を持っていることも、十分認識しているはずだ。
 「最後に、一緒に仕事をしよう」。非公式ながら、和井名誉会長と神内氏との間では、そんな〃約束〃もあるようだ。神内氏から手紙が届いたのは、五十周年の記念事業に踏み出そうとしているころに重なる。
 土地を確保したことで、具体的に建物の青写真を描けそうだ。神内氏に直接、提示することも可能になるかもしれない。
 健康状態などの理由で、来伯の時期は未定だが、関係者の話では五月~八月までが濃厚だ。無理なら、和井名誉会長自身が訪日する考えだという。

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