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東西南北

2006年5月3日(水)

 選挙資金として六五万レアルを受け取った疑いをかけられているPMDBの大統領候補予定者ガロチーニョ氏が三十日夕方から、身の潔白を示すため断食を開始。党本部ではカメラが撮影、同氏は一日で七〇〇グラム体重が減り、八九・二キロに。現場への食品の持込は厳禁。
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 マット・グロッソ、マット・グロッソ・ド・スル、バイーア、ゴイアスの四州の農家らが穀類の出荷を阻止すべく、一日朝から主要道路を封鎖。ドル安、燃料高騰、大豆のサビ病対策への政府の支援不足を訴えた。
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 大サンパウロ市圏エンブ―市で二十八日午後、家政婦の女性(40)がロットヴァイラー二匹に襲われ、足を何度も噛まれた後、病院に運ばれたがショック死。
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 学べば学ぶほど給料が上がるとはかぎらない―。ブラジル地理統計院の調査で、二〇〇二年三月から〇六年三月までの四年間に高卒の従業員の平均給与が一二・三%減少したことが判明。一方、通学年数が一年未満の従業員は〇・三%減にとどまった。この現象は世界的傾向に逆行。
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 アリオヴァウド・D・トーレスさんは州政府公務員であったが一九八〇年に希望退職した。それから大八車を引いてバタ屋を始めたが、昔の知人に見られるのが恥ずかしくて何度も物陰に隠れた。現在は、アルミの空き缶取引で屈指の事業家となった。リサイクル産業はアングラの代表選手で、アルミ回収も競争は激しい。取引価格は買いがキロ当たり三・一〇レアル、売りが三・五〇レアル。コモデティの国際相場高騰の波に乗り、笑いが止まらない商売の一つとされる。

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