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チビッコ30人も熱唱=バストスで=汎パウリスタ民謡大会

2006年5月9日(火)

 第二十五回汎パウリスタ民謡大会が一日、バストス日系体育文化協会会館で開かれた。ドラセーナからマリリアまで、パウリスタ線沿線十都市から百八名(内初参加八名)が出場。午前九時から、年齢と実績で分かれた七つのカテゴリアで、日頃鍛えたのどを競った。
 昼食後に行われたチビッコの部には三十人が出場した。着物やハッピ姿で次々登場する子供たちの中、唯一の洋装で目をひいたのは、ララ・グアナイスさん(10)。大会参加者でただひとり日系ではない出場者だ。
 「とにかく歌うことが好き」というララさんは、ひときわパンチの効いた花笠音頭を披露した。バストス文協日本語学校の熱心な生徒でもあり、日本文化の頼もしい継承者だ。
 カテゴリア別の優勝者は次の通り。千原清夫(ドラセーナ)、大泉道子(ツッパン)、田中レシチア(ツッパン)、伊藤タイース(バストス)、相澤マサエ(ドラセーナ)、波呂千恵美(パカエンブー)、長野艶代(ポンペイア)。団体は開催地バストスの優勝となった。
 バストスでは、来る六月四日、汎パウリスタの芸能祭も開かれることになっている。その後も慰霊祭(同十八日)、そして七月の卵祭りと大きなイベントが続く。

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