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和やかに高齢者敬う=佐賀県文協で「母の日」祝賀会

2006年5月25日(木)

 ブラジル佐賀県文化協会(辻定男会長)主催の敬老会、母の日祝賀会が、二十一日午前十一時から同会館で開催された。
 天気にも恵まれ、高齢者、付き添いの家族など約百名が出席。八十歳以上の高齢者に記念品が贈られたほか、昼食後ビンゴ大会、カラオケ大会が行われ、終始和やかだった。
 辻会長は「最後まで楽しい時間を過ごしてください」と挨拶。井上清相談役も「(高齢者の方々が)今後とも健康に留意して、来年もこの会で元気な姿をお見せになることを楽しみにしています」と励ましの言葉を贈った。
 続いて長寿のお祝いと記念品贈呈が一人ひとりに行われ、森豊さんが高齢者を代表して謝辞。青年部長の徳武フェリシオさんが、代表して母親へのお祝いの言葉を「今日まで深い愛情で見守って下さり、ありがとうございました」と述べると、会場からは大きな拍手が起こった。
 参加者の一人、石井富子さん(89)は「(このような会は)楽しく嬉しい気持ちになります。長生きしてよかったです。これからも是非会を続けて欲しいです」と満面の笑み。
 現在県人会には、八十歳以上の高齢者が六十六名いる。設立当初から会を支えてきた人たちだ。辻会長は「この会にはその方々へのお礼の気持ちがこもっています」と話し、それを「伝統として次世代へ繋げていきたい」意向だ。

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