ホーム | 日系社会ニュース | サンパウロ市議会、議事録に記録=野村さんのゴルフ分野の業績

サンパウロ市議会、議事録に記録=野村さんのゴルフ分野の業績

2006年6月17日(土)

 日系ゴルフ界の振興に貢献し、第五十回パウリスタスポーツ賞の特別賞を贈られた野村義人さん(80)が、その功績を認められ、サンパウロ市議会の議事録に「名と業績」がとどめられることになった。
 アウレリオ・ノムラ市議の提案により、同議会は去る五月十日、全会一致で野村さんを称えることを決めた。
 野村さんは、日系ゴルフ連盟の会長としてゴルフ愛好者をまとめるとともに、日系で初めてブラジル・ゴルフ連盟の副会長を三期(六年間)務めた。パウリスタ・ゴルフ連盟会長(二期)の経験も持つ。
 「サンパウロ市議会のしたことは個人のものではなく、日系ゴルフ全体で受けたものだ」と野村さん。
 全ブラジルのゴルフプレイヤーの三割は日系人。「日系の力はブラジル国内で伸びていくだろう。いい人材を推薦すれば受け入れられていく」とこれからの展望を述べた。
 議会において、野村さんのように満場一致を得て議事録に残されることは異例であり、初めてとなる。議事録には「ゴルフ分野で第五十回パウリスタスポーツ賞を受賞した野村義人氏に対して、市議会の喜びと祝福の意をここに明らかにする」(原文はポルトガル語)と記録された。

image_print