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白寿者表彰=苦難のり越え喜びの日=14人が元気に会場訪れる

2006年6月27日(火)

 〇六年度白寿者表彰式(ブラジル日本文化協会主催)が二十五日午前九時から、ブラジル日本文化協会大講堂で行われ、多くの来賓や表彰者の家族などが出席、喜びの日を共に祝った。
 コロニア芸能祭(二日目)に先立ち、毎年実施されているもので、本年度は三十四人が表彰され、本人は十四人が出席した。
 上原幸啓文協会長は、「日系社会、ブラジルの発展に貢献した限りなく大きな存在」と顕彰、益々の健康を祈った。
 丸橋次郎首席領事は、「ブラジルで苦難に直面しつつも見事に乗り越え、日系社会のために尽くされたことは大きな勲章。二年後の百周年を楽しみに素晴らしい人生を引き続き送ってほしい」と祝辞を述べた。
 表彰者には、文協から表彰状、記念品、協力企業のスダメリス銀行から金一封が来賓から手渡された。
 謝辞として、後藤粂蔵(山口県)さんは「これからも社会のために出来ることをやっていきたい」と述べた。
 畑井健治(青森県)さんは大きな声であいさつ、「ゲートボールを毎日やっています」とのお達者ぶりに会場からは拍手が送られた。
 会場にいた九五歳の女性は、「私もあと四年頑張らなくちゃね」と笑顔を見せていた。

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