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永田久『のうそん』主筆=懐かしい講師招く=バウルー福寿会講演会に

2006年7月1日(土)

 【バウルー】バウルー朗人クラブ福寿会(老人クラブ)は、去る六月二十五日開催した例会に永田久『のうそん』主筆を招き、講演してもらった。およそ二百人が集い、聴講した。
 同主筆は、二十数年前、当地の農事研究会が活動していた時代に数回来て講演している。時代の波とともに農業者も少なくなり、研究会会員も都会住まいとなり消滅した。福寿会を創設したのは研究会会員が主体だった。〇七年には創立三十周年を迎える。
 永田講師は講演前、老人クラブに招かれたので、じいさん、ばあさんばかりだろう、と思ってきたが、若い人が多いのでびっくりした、と感想。
 例会プログラム消化のあと、講演が始まった。「人生は、まず目標を立てる、人々と仲良くする、世の中に役立つことをする」とし、自身の着伯当時(独身時代)の思い出、4Hクラブでの農村青年の指導、さらに体験談、健康問題にも言及した。
 福寿会の会員が若いことに着目し、将来の老人クラブの理想的な姿は、日系人のみならず非日系人を交えた活動であるべきだ、と語った。約二時間、講演は分かりやすかった。退席する人もなく、終了後『のうそん』誌をもらって散会した(酒井威夫通信員)

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