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雨にも負けず1万人=盛況だった慈善バザー=こどものその

2006年7月4日(火)

 社会福祉法人「こどものその」(岡本ルイス理事長)の「第二十三回慈善バザー」が二日、イタケーラの同園で開かれた。今年は約七十団体、約一千人のボランティアが同バザーを運営。雨模様の天気にもかかわらず、来場者は一万人を超え、終日大盛況だった。
 会場には衣料や雑貨、輸入物品、子供用品などのバラッカが並び、バラエティに富んだ品揃えで来場者を迎えた。
 当初野外で開催予定だった「お祭り広場」は、雨のため建物内へ舞台へ移し、日本、中国、韓国、ポルトガル、ウクライナなどの民族舞踊ショーや、リベルダーデ文化福祉協会演芸部の花笠踊り、SOHOチームなどの「YOSAKOIソーラン」などが披露された。
 野外に用意されていた「お祭り広場」の側には、「バザー」の開催日に合わせてひまわりが満開に咲くように準備されてあったため、関係者からは「残念」との声も。
 食事のコーナーにはやきそば、すし、お汁粉、甘酒、焼き鳥、天ぷら、うどん、桜もち、シュークリームなど様々な食べ物が用意された。
 サン・マテウス区から会場へ足を運んだ武田二三夫さん(75)は家族と初めて訪れた。「うどんがとても美味しかったですよ。次回もぜひ来たいです」
 ほかにも、買い物コーナーやコドモランジアも用意され、こどもから大人まで楽しめる同バザーは大盛況だった。
 「イベントは一に天気、二に天気、三も天気です。それでもこれだけの人が来場してくれてうれしい」と喜びをあらわす鈴木康夫実行委員長。「来年からは協力が得られれば、土日の二日間の開催などにして、夜はダンスパーティなどを開けたらいい。そうすれば若い人も大勢来てくれるでしょう」と期待を込める。
 西田康二・同評議員会会長は「従来はバザーだけ行っていたのですが、五年ほど前から企画を変え『祭り』の雰囲気を出そうと取組んでいます。今後も多くの人に来場していただけるように工夫してゆきたい」と話していた。

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