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2006年7月5日(水)

 セアザ四十周年式典で、内海アメリコ氏はコチア参組なくして、マクドナルドのブラジル進出はありえなかったというエピソードを披露。「八〇年代中ごろ、まだブラジルにはアルファッセ・アメリカーナ(レタス)がなく、困ったマクドナルドがコチア参組に生産を依頼、ようやく出店に踏み切った」と語った。式典では中央会、コチア、マウア、バンデイランテス、南伯などかつて栄華を誇った様々な日系農協の名前も出た。いつか、それらを網羅した「日系農業史」が編纂される必要があるのではないだろうか。
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 沖縄県人会パトリアルカ支部で八日、ヤギ汁が供される。ヒージャー汁とも言い、沖縄ではよく食べられる料理の一つ。その独特な匂いを嫌う人もいるが、滋養強壮に良く、病みつきになる味のよう。沖縄では一般的にヨモギを入れるが、ブラジルでは手に入れるのが難しいらしく、関係者は苦労している。「元気がでるよ。ピンガ入れて食うと、うメェ~んだ」とは、ある沖縄二世の言。
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 最近の日本映画を紹介するイベント、「ジャパン・ポップ」が先月二十八日から(ブラジリアは四日から)、十六日までブラジル銀行文化センター(R Alvares Penteado 112 Centro SP)で開かれている。サムライ、芸者などのイメージが強い日本映画だが、現代日本の文化、習慣を映画で見る好企画。チケット売り場の担当者は、「とても人気があるので、早くお買い求め下さい」と話している。詳しくは電話(11・3113・3651/3652)まで。
bb.com.br/culturaでもプログラムを見ることが出来る。

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