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第4回YOSAKOIソーラン=現在までに14チーム決定=実行委=さらなる参加をよびかけ

2006年7月7日(金)

 ブラジルYOSAKOIソーラン祭り実行委員会(浜崎マルセリーノ実行委員長)は五日、今月三十日に開催される「第四回ブラジルYOSAKOIソーラン祭り」の打ち合わせ会議を行った。四年目を迎えた、ブラジルの「YOSAKOI」。現在までに十四チームの参加が決まっており、主催者ではさらなる参加をよびかけている。
 今年のYOSAKOIソーラン祭りは、七月三十日、「ビア・フンシャル」(ヴィラ・オリンピア区フンシャル街65番)で開催。昨年に引き続き、ジュベニール、アダルトの二部門で舞台を競い合う。
 ジュベニール部門(平均年齢十五歳未満)には、「ニッポ・カンピーナス」、「若葉クリチバ」、「ビリチバ・ミリン日本語学校」の三チーム
が出場。
 アダルト部門(同十五歳以上)には、昨年グランプリに輝いた「グループ・サンセイ」をはじめ、「平成鳴子会」、「サントアマーロ文協連合(リベイロン・プレット)」、「三姉妹踊り子・デ・ドウラードス」、「バストス婦人会」、「一心・YOSAKOIソーラングループ」、「エスノ・ソーラン(サンパウロ市)」、「SOHO」(四グループ)など十一チームの参加が決まっている。
 「サントアマーロ文協連合」、「三姉妹踊り子・デ・ドウラードス」、「エスノ・ソーラン」は今回初参加。中でも「三姉妹踊り子」は、南マットグロッソ州ドウラードスからの出場だ。
 しかし、日本的な動きやソーランを追究した踊りを見せた「ユバ・バレエ」や、アダルトとジュベニールの両部門で入賞を果たした「PL」、また「大志万」や「レキオス」など、昨年の出場チームのいくつかは、現時点で出場の予定はないという。
 YOSAKOIソーラン祭り組織委員会の飯島秀昭委員長は、「『打倒、ユバ』というチームがあるだけに、今回参加されないのが悔やまれるところ。参加人数も多く迫力がある『PL』などの期待されているチームの参加がないのが残念。でも最終的には参加してほしい」と話す。
 また一方では、「見よう見真似で踊られていたYOSAKOIが、最近はオリジナルの音楽を用意して参加するチームも増えてきているから楽しみだ」と期待を込める発言も。
 今年度は新しくブラジル銀行がスポンサーに加わった。蒼鳳(SOHO)とウェーラ社と合わせ、全三社の共催となる。
 開始から四年がたったブラジルの「YOSAKOI」。今では各地のイベントで踊られるまで普及してきた。
 「日本的な団体行動や共同作業といったものは練習を通して自然と身についていくだろう。踊る人にも、踊りを見る人にも、YOSAKOIを通して『日本文化』を身につけてもらいたい」と飯島さん。現在、同委員会ではJICAに対し踊り指導のシニアボランティア派遣を申請しているという。
 今年のYOSAKOI祭りは、正午と午後五時からの二部公演で行われ、全チームがそれぞれに参加する。今回は審査の方法が変わり、二部両方の発表が審査対象になる(第一部四〇%、二部六〇%)。二部を通じて緊迫感のある舞台が期待できそうだ。
 審査は、当日発表されるプロダンスやクラシック、写真家、画家らなどの審査員七人が採点、評価する。部門別に優勝(三千レアル)、準優勝(二千レアル)、三位(千レアル)が選ばれ、グランプリには八千レアルが贈られる。
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 YOSAKOIソーラン祭り実行委員会では、現在も参加グループの申し込みを受け付けている。
 参加費は無料。参加申請書、必要書類などは、同実行委員会ホームページ(www.yosakoisoran.com.br)で入手できる。

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