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あの作品をもう一度=鈴木章子さん陶芸展=サンパウロ市

2006年7月13日(木)

 陶芸家、鈴木章子さん(77、東京都)が、十七日から九月十五日までシティーグループ文化スペース(Av.Paulista,1.111)で展覧会「歩み-Shoko-caminho」を開催する。
 シティーグループが主催。三年前に開いた「陶芸家生活五十周年展」で、「来場できなかったからもう一度やってほしい」「作品をもう一度観たい」という声が多かったことから、今回の展覧会が開催されることになった。
 日本では唐杉涛光氏らに師事していた鈴木さん。一九六二年に「新しい土地でゼロから、自分の物を探したい」と陶芸家として渡伯した。
 展覧会では、五三年から現在に至るまでの壺やお皿など(コレクター所蔵)大小合わせて約八十の作品が展示される。
 「一人の人間が自分の道を探すのは大変なこと。作品は、その一つ一つの歩み」と語る鈴木さん。「前から応援してくれている方々に来場してもらえると嬉しいです」と話している。
 会場時間は、平日は午前九時から午後七時。休日・祭日は、午前十時から午後五時。
 入場無料。十八日には午後七時半からカクテルが開かれる。

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