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聖西初のマレットゴルフ場=イタペセリカで30日オープン

ニッケイ新聞 2006年7月22日付け

 聖西地区に初めてのマレットゴルフ場がオープン――。このほど、イタペセリカ・ダ・セーラ市に十八ホールのマレットゴルフ場が完成した。同地に農場を持つ田畑稔さんが土地を寄贈、農場内に造成された。三十日午前十時から、同ゴルフ場でイナウグラソンが開かれる。当日は地域の愛好者を集めての親睦団体戦なども行われる。
 イタペセリカ、タボン・ダ・セーラ、ビラジュサーラ、エンブー、ピニェイロスなどからなる聖西地区。この地域にはこれまでマレットゴルフ場がなく、プレーするにはサン・ロッケ市の国士舘スポーツセンターまで通っていた。愛好者にとっては嬉しいニュースだ。
 地元愛好者の声に応え、グランデ・サンパウロ・マレットゴルフ協会が設立。鹿児島県人会前会長で、イタペセリカで農業を営む田畑さん(相談役)がこの声に応え、自身の農場の土地一ヘクタールを提供した。〇五年三月から造成を開始、協会でも募金活動を行ったという。
 会員は現在五十人。ゴルフ場は現在十八ホールまで完成しており、将来的には三十六ホールまで増やす予定だという。
 「個人でプレーできるし、大自然の中でのびのび適度な運動ができること。親和性もあります」とマレットゴルフの魅力を語る新留会長。「サンパウロ市内の人にも喜んでもらえたら」と期待を込める。
 「イナウグラソンではシュラスコなどもやって、にぎやかに過ごしたいと思っています。市内の愛好者、初心者の方にもぜひ使ってほしい」と期待を寄せている。
 グランデ・サンパウロ協会マレットゴルフ場=住所は、イタペセリカ市のシチオ・タバタ内(Sitio Tabata-BR 116-Km 293,Estrada Abilio Marchi,1800)。

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