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渡辺洋一講師を迎えて=ロンドリーナ和太鼓の講習会

2006年7月26日付け

 [ロンドリーナ]ロンドリーナ市のシャカラ・グラシオーザ(吉井篤さん経営)で十五日から十八日にかけて、和太鼓講習会が行われた。講師は滞伯中の日本の太鼓集団「天邪鬼」の渡辺洋一氏、影山伊作氏。サンパウロからブラジル太鼓協会の矢野ペドロ会長が同行し、開会式には丹多喜夫パラナ文化連合会会長も出席した。
 講習を受けたのはロンドリーナ、マリンガ、ローランジア、カストロなどの青少年六十数人。
 渡辺講師は、太鼓の起源から楽器として地位を獲得していく過程、太鼓やバチの種類とそれぞれの用途について説明した。また能や歌舞伎、芝居で使用される擬音や効果音は、みずから模範を示した。影山氏も参加して演奏の実習が行われ、各グループのリーダーたちも後輩の指導に当たった。
 今回はまた、参加者に対して検定試験が行われ、太鼓の理論、実習、譜面の読み方などの知識が問われた。講義は文化連合会事務局の土屋雅晴さん、実習は「一心太鼓」グループのメンバーである村上ブルーノさんがそれぞれつとめた。 (アリアンサ・リーガ)

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