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講演で学びショー楽しむ=老ク大会、「教養教室」も成果発表=PCCのせい、参加者やや不調

ニッケイ新聞 2006年8月15日付け

 ブラジル日系老人クラブ連合会(重岡康人会長)は第三十回老人クラブ大会を、十三日に文協大講堂で開催した。千馬寿夫サンタクルス病院老人科医による医療講演や、下本八郎元サンパウロ州議員の講演、同連合会教養教室の発表に加え、日本芸能ショーなど様々なプログラムが行われた。来場者数は約八百人と平年よりも少なかったが、十歳に満たない子供たちが着物を着て唄い舞う姿や「渡伯同胞送別の歌」合唱に、集まった参加者は一日を楽しんだ。
 今年で、三十回目を迎えた老人クラブ大会。午前九時からの開会式には、沖田豊穂在サンパウロ総領事館領事、野末雅彦JICAサンパウロ支所次長、酒井清一サンパウロ日伯援協会長、松尾治県連会長らが出席した。先没会員への黙祷を捧げ、「老人クラブの歌」を斉唱。重岡会長や来賓らがあいさつを行った。
 続いて、毎年行われる今村幸敬老金の長寿者への贈呈。今年は九十七歳以上と九十二歳の八十人が対象となり、今年百五歳を迎える本山喜久雄さん(同連合会顧問、カンピーナス在住)が代表として受け取った。
 千馬医師の講演「高齢者の気になる病気」では、前立腺肥大や認知症について具体的な症状や対応の仕方が紹介され、「役に立つわ」という声が聞かれた。 講演の間に行われた宇野妙子シニアボランティアのレクレーションでも、肩の体操や童謡の歌合戦など笑いの溢れる内容で会場を沸かせた。
 昼食をはさんで午後からは、踊りや体操教室の発表と日本芸能ショー。丹下セツ子さんや花柳流、京藤間流の踊り手とともに、小さな子供が三味線を弾いたり、着物姿で唄い舞う舞台に観客は大きな拍手を贈っていた。
 また、「渡伯同胞送別の歌」が民謡の桜庭喜太郎さん、中沢宏一前県連会長と有志ら、コーラス教室のメンバーにより合唱されると、会場では涙ぐむ人も見られた。
 客足が悪く、会場が埋まらなかった今年の大会。「父の日だということと、PCCの暴動の影響だ」という。大会の三日ほど前から、各地方のクラブからは「危ないのでバスを出さない」という連絡があいついだ。
 また、「最近は家族の中心が二世、三世で、父の日は一緒に過ごすようになってきた」と上原玲子事務局長は事情を話す。重岡会長は「日程についてはまた考えます」と、人の少なさに渋い顔を見せていた。

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