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熊本県へ文化交流員=明石さん3ヵ月陶芸学ぶ

2006年8月29日付け

 明石照久さん(63)が熊本県人会(福田康雄会長)派遣で、文化交流員として、三十一日に日本へ発つ。三カ月のあいだ、陶芸の技術習得を目指して陶芸家に弟子入りして、県内の釜で研修を行う。
 熊本県で文化交流員の制度が始まったのは、三年前。一年おきにブラジルから日本へ、日本からブラジルへ交流員が文化を学ぶために相互訪問し研修を行う。前研修員の清原パウラさんは、生け花、着付け、茶の湯などの文化を学んだ。
 明石さんは陶芸のほかにも、日本語の学習を進めつつ、書道を習う予定。「三度目の正直で、雲のかかっていない富士山を見たい」と話した。福田会長は「帰ってきたら、県人会で教室を開いてもらいたい」と期待を語った。

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