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東西南北

2006年9月14日付け

 下院は十二日、選考を経ずに採用された下院特別職員一〇一八人を十月三日以降解雇していく方針を決定した。解雇は全職員二三六五人の四三%に上り、年間四七〇〇万レアルの経費削減につながる。来年に選考を通じて職員一四五人を新たに採用する予定。
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 十一日と十二日にダッタフォーリャが実施した大統領選予測調査で、ルーラ候補が五〇%の支持率(有効票では五六%)を獲得し一次投票で当選の見込み。アウキミン候補は二八%(同三一%)、エロイーザ候補は九%(同一〇%)。
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 サンパウロ市中央区で十二日午後、三月二十五日通り付近のビルに侵入していた強盗らと、警備のアルバイトをしていた同僚の通報を受けて駆けつけた軍警らが撃ち合いになり、軍警一人が胸を撃たれて死亡、もう一人はあごを撃たれけがした。軍警らは少年二人(18)を現行犯逮捕、他の犯人は逃亡した。同ビルには同区で商店を営業する中国人が多く住んでおり、強盗らの標的となった。
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 サンパウロ市警察は、資金洗浄と公金横領の疑いで州立映像音響博物館(MIS)とブラジル博物館(MCB)を捜査する。両博物館は一九九三年以降民間団体が運営していたが、今年三月になるまで正式に委託契約が結ばれていなかった。州の文化局長も捜査対象となる。職員の告発を受けサンパウロ州検察局が先に捜査を開始していた。
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 サンパウロ市南部カンポリンポ区で九日午後、三歳の男児がマンションの四階から転落したが、かすり傷一つなく命拾いした。ある男性がキャッチしてくれたと男児は話しているが、家族は神様の手に救われたと感謝感激。

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