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ながさきチャンポン好評=客は〃やみつき〃になったか

2006年9月19日付け

 「一度食べたら病み付き」と評判の長崎県人会(中野恵市会長)主催の「ながさきチャンポン祭り」が十七日、同会館で開かれた。第九回の今年も用意した四百食はほぼ完売、終日多くの人で賑わい盛況だった。
 正午過ぎのピーク時には、同会館の一、二階は満席。ひっきりなしに入る注文を、婦人部と青年部のボランティアが汗をかきながらさばいていた。
 「スープが自慢です」と中野会長。婦人部が中心となって三日前から準備をした。ベースとなるとんこつスープをはじめ、鶏の足の部分や牛骨からもじっくりとダシが出ており、コクがある。「スープのもと」もわざわざ本場長崎まで買い付けに行くほどのこだわりようで、「ブラジルではなかなか出せない味」だ。
 具もたっぷりだ。ニンジン、ブロッコリー、エビ、ちくわ、ねぎ、肉などが麺を隠すほどに盛られていた。この麺も地元の製麺会社へ特注しており、スープとのからみもいい。
 この日家族で食べにきていた大川房子さんは「ちゃんぽんは自分でもつくりますが、やはりスープが違いますね」と笑顔。「是非来年以降も続けていって欲しい」と話していた。
 中野会長も「長崎といえばちゃんぽん。これからも郷土色を前面にだしていきたい。来年も楽しみにしてください」と意気込んでいた。売上は県人会の運営費に充てられる。

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