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大耳小耳

2006年9月21日付け

 十六日に行われ、大盛況だった「第四回オキナワ祭り」。主催団体ビラ・カロン支部創立半世紀ということもあり、地方支部も応援にかけつけ、ブラジリア支部は最多の百人が参加した。近隣住民も一キロの保存食を持参、段ボール箱三十五箱が地域の慈善団体に寄付された。オキナワパワーを感じさせるだけでなく、地元に溶け込んだ祭り。チャンプルー(ミックス)精神が感じられた。
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 カロンで行われたオキナワ祭りには沖縄料理だけでなくシュラスコやパステル、ブラコケンチなどのブラジル食も出店され、どのブースもたくさんの人で賑っていた。とはいえ折角の〃オキナワ〃祭り、もっと沖縄食を出店してほしかったという声も。例えば、ミミガー、ゴーヤチャンプルー、ソーキそば等々、次回に期待したいところ。
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 昨年九月、パラグアイの田岡功氏が帰化一世としてはじめて駐日大使に任命されたのは記憶に新しいが、それより以前に日系の駐日大使がいたことを知った。その人は、駐日ベネズエラ大使の石川成幸ルイス氏。沖縄県系の二世で、昨年八月に就任している。今年三十四歳の若さである。ベネズエラの日系社会は日系人を含めても一千人程度だという。さてこれから先、ブラジルを含め、さらなる日系駐日大使誕生の時代が来るだろうか。

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