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新人三十四人が熱唱=第10回東西民謡歌合戦=琉球民謡協会

2006年10月12日付け

 琉球民謡協会主催の「第十回東西民謡歌合戦」が八日沖縄県人会ビラ・カロン支部会館で開かれ、東西に分かれた歌い手が日頃の成果を披露。約二百人(主催者発表)が訪れ盛況だった。
 当日は午後二時に開会。挨拶の後、出場者による合唱が行われ、来場者の目をひきつけた。合唱終了後、東西に分かれた新人三十四人が日頃の練習の成果を披露し、来場者から黄色い歓声が響いた。
 各賞の合い間には沖縄舞踊がイベントに華を添え、優秀、最高賞と進むにつれ、歌唱力の高さを示していた。
 ベテランや新人の差はなく、まさに〃下克上〃の様相。最高賞終了後には日系三世、四世中心の若手グループ「グループ花売り」が登場、「ハイサイおじさん」を歌い初舞台を飾った。
 新人賞は上間アキラ、優秀賞フラビオ・ビセンテ、最高賞は赤嶺艶子の各氏が受賞。最高賞を獲得した赤嶺さんは母県沖縄で行われる東西民謡歌合戦(沖縄テレビが放映)に出場する。
 歌合戦を終え、仲村渠清徳支部長は「皆、上手になっている、各賞のレベルの差もほとんどない。とても良かった」と感想を話す。実行委員長の上原政幸さんは「来年はもっと新人賞の参加を呼びかけたい」と期待を表わした。

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