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高い人気変わらず東洋まつり=「芸能」「食」に親しむ=出演は21団体750人=のぼり、雰囲気づくりに一役

12月9日(火)

 [既報関連]リベルダーデ文化福祉協会(ACAL、池崎博文会長)主催の第三十五回東洋まつり(宮村誠実行委員長)が六、七の両日、リベルダーデ広場、ガルボン・ブエノ街、エストゥダンテス街で開かれた。毎年、二万人の人出で賑わうまつりは今年も大盛況、コロニアが誇る芸能、日本食に多くの人が親しんだ。
 まつりは六日午後一時から、リベルダーデ広場に設置された仮設舞台で開会セレモニーがあり、池崎会長らがあいさつした。続いて、延べ二十一団体七百五十人が出演する舞台発表があり、丹下セツ子太鼓道場、福博村会青年部、白虎隊など太鼓五団体が競演、勇壮なバチさばきを披露した。
 太鼓の後は、リベイロン・ピーレスの舞踊グループ・民舞による「よさこいソーラン」、琉球国祭り太鼓、笠踊りなどがガルボン・ブエノ街を練り歩いた。午後五時からは日本舞踊七団体の師匠級が舞台に立ち、華麗な舞で観客を魅了した。
 二日目は午後二時から、ラジオ体操や演武、ジョー平田さんやカレン伊藤さんらの歌謡ショー、ミス着物のミレーナ・ミノハラさんの紹介などがあり、日系人はもとより、非日系人の目を楽しませた。また、毎週日曜日のフェイラに加え、大阪タコ焼きやお汁粉、うどんなどの屋台も出現、好評を博していた。
 ちなみに、今年の東洋まつりは日本移民九十五周年の最後を飾るイベントとして開催された。また、来年、サンパウロ市制四百五十年を迎えるにあたり、まつりの当日から来年一月二十六日まで、ACAL加盟店の名前が記されたサンパウロ市制四百五十周年記念ののぼりをリベルダーデ広場、ガルボン・ブエノ街の沿道に設置。のぼりがたなびく東洋人街は祝賀ムードでいっぱいだ。

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