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佐藤悟大使が就任、挨拶=日系社会との連携強化に意気込み

7日晩、文協貴賓室の歓迎会での乾杯(写真提供=望月二郎さん)

7日晩、文協貴賓室の歓迎会での乾杯(写真提供=望月二郎さん)

 在ブラジリア日本国大使館に特命全権大使として先月15日に着任した佐藤悟氏(63、島根)が、7日本紙を訪れた。中南米地域や西語圏での豊富な経験を持つ同氏が、今後に向けて強い意気込みを語った。
 佐藤氏は、東京外国語大学スペイン語学科を卒業し、77年に入省。在メキシコ大使館で一等書記官及び参事官を務め、移民百周年の際には、中南米局長だった。11年には駐スペイン大使を経て、梅田邦夫前大使の離任に伴い大使に就任。「伯国とはこれまでも縁があり、当地で勤務できることが大変嬉しい」と喜んだ。
 任務の三本柱として、移民110周年に向けた日系社会との連携強化及び発展、伯国政府との交渉を通じた進出企業への事業環境整備、そして、国際的に重要なパートナーと伯国を位置づけ、軍縮や環境、安保理改革などの分野での協力強化を挙げた。
 特にこれまで日伯両国は様々な国家的事業により「成功物語を築いてきた」と評価し、「三ヵ国協力や、インフラ面での協力といった様々な可能性を、共に仕事をするなかで見つけていきたい」との見通しを示した。
 また、来年5月に開設されるジャパン・ハウスについても触れ、「外向きに発信をしてゆくJHの事業は、日系社会の活動を補完するもの。協力し合えば、大きな相補効果が期待できる」との見方を示し、日本の存在感を高めていきたいとした。
 天皇皇后両陛下に大使就任の挨拶に行った際、「ブラジルではくれぐれも日系人の皆さんによろしく伝えて欲しい、とのお言葉を頂いたので、ここにお伝えします」とのこと。「日系人の存在は日伯関係の重要な宝である」と語った。
 最後に日系社会について、「継続的な活動となるよう世代間の橋渡しをいかに進め、日系社会から離れている若者の関心を惹起し、伯人を巻込んでいかに日本の応援団を育てるかが重要」と見方を示し、日系社会との関係強化に意気込みを覗かせた。
 佐藤大使は、イビラプエラ公園内の開拓先没者慰霊碑に献花した後、日本館や移民史料館を視察し、7日夜には日系団体主催の歓迎会が文協内で盛大に行われ、日系社会から温かく迎えられた。

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