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材料色々「押し花絵」=展覧会に1千人訪れる=サンパウロ市

2006年10月25日付け

 「第六回押し花絵展覧会」が二十一、二十二の両日、リベルダーデ区のマイゾン・グラン・ヴィレ・ブフェ二階で開かれた。来場者は約千人にも上り、成功裡に終わった。
 日本で「押し花」を学んだ、今井アリ―セ・ミドリさんと巽ミリアンさんらが講師を務める「押し花絵会」の会員数は現在、四十人。
 今年は講師二人と教室の生徒たちの作品を合わせた計三百点が会場に並んだ。
 作品の中には、花や木のほか、マンゴーやココナッツを使用したブラジルらしい作品から、日本の「落ち葉」や「椿」「牡丹」の花を用いたものまで様々。
 材料は花だけに限らず、ゴーヤ、ナス、たまねぎ、シメジ、唐辛子、麦、ぶどう、苺や柿も使う。「スイカでもパイナップルでも『押し花』にしようと思えば何だって可能なんですよ」と巽さんは話す。
 色鮮やかな花束を使った作品「ブーケ」や、今にも額から飛び出しそうなジャングルを表現した「トゥカーノやアラーラ」。まるで命を吹き込まれたような作品は来場者たちの目を釘付けにしていた。作品を購入する人や、講師の二人に細かく説明を頼む人もいるなど、来場者の多くは興味津々の様子だった。
 巽さんは「今回成功したのも生徒さんたちのおかげです。生徒さんたちも大変喜んでくれました。大成功に終わって良かったです」と来場者の多さに驚きを隠せない様子で感想を述べた。

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