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東洋街に新しい学校=聡伯医療学院が第二校舎=日中西語に美容、健康体操も=日系人大会事務所も設置

2006年11月11日付け

 鍼灸や指圧・クイックマッサージ・美容学校をリベルダーデ街で営む聡伯総合医療学院の岩井輝禎学院長(二世)と市田イツ子ブラジル健康表現体操協会副会長がこのほど、「Iwai e Ichida Arte-Cultural e Educacao Limitado」(ポルトガル語名称)をリベルダーデ区カルロス・ゴメス街一八二番に開設、仮落成式が九日に行われた。同校では今後、外国語教育、美容学校、健康美容体操などを行うほか、来年七月にサンパウロ市で開催される海外日系人大会のブラジル側事務所も設置される。
 「聡伯総合医療学院」は十年前から東洋医学でもある針灸や指圧・クイックマッサージ・美容関係を普及してきた。
 第二校目となる新校舎では、ブラジル教育の問題の一つでもある教育制度を改善するべくパソコンを使った通信教育や、日本語・中国語・スペイン語などの外国語教育のほかにも、美容学校(第一校からの移転)、健康表現体操などの授業を来年度からスタートする見込みだ。
 リベルダーデ広場の向かいに位置する校舎は六階建て。六つの教室と美容関係の実習室、図書館(屋上)のほか、来年開催される「第四十八回海外日系人大会」(パンアメリカン日系人大会と合同開催)の事務所も設置されている。
 これは、今年東京で行われた「海外日系人大会」に出席、大会実行委員の活動する場所が不足していることを耳にした岩井さんが、パンアメリカン・ブラジル日系人協会の矢野敬祟会長と友人関係にあったことで協力を申し出た。近日中にも同大会実行委員が本格的に活動を始める見通しだという。
 「校舎を事務所として使って立派な大会を開いて頂きたい」と述べる岩井さん。来年はブラジルが開催地となる分、同大会を応援する思いも強いようだ。
 なお、学校の日本語での名称とロゴマークは来週月曜日に決定する。

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