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生活の中で日本語学ぶ=ホーリネス教団日語キャンプ

2006年11月11日付け

 子ども達に日本語漬けの生活をしてもらいたい―。ブラジル・ホーリネス教団日本語部(佐藤浩之代表)は来年一月九日から十三日にかけて、コチア部のレブロン・キャンプ場で第五回「日本語キャンプ」を行う。
 子ども達に実際の生活にそくした形で日本語を学ばせ、日本文化に興味をもってもらうのが目的。
 午前中に日本語を学び、午後から羽根つき、こま、折り紙など日本の伝統的な遊びを体験する。書道や算盤などの文化教室も開かれる。いろはかるた作りでは、自分で考えた文章を載せる。その後のかるた取り大会は大賑わいになる。
 一月のキャンプ開催ということで、今年から凧作りやもちつき体験も用意。日系人のプロのイラストライターを講師に招いてのアニメ教室も開講される。
 キャンプの最後には着物を着ての記念撮影。その写真は後日プレゼントされるため参加者から好評とのこと。食事は日本食を用意。
 キャンプ期間中は全て日本語が基本になるが、通訳がいるためまったく日本語ができない子も大丈夫。「それでも日語、ポ語ができる子たちが中心になって分からない子に教えるようにします」と案内に来社した佐藤文代さんは説明する。
 佐藤代表も「子ども達にとってはコロニアの中で日本語を学んでも実際の生活に即して使う機会が少ない。キャンプを通して日本語を楽しく学び、日本文化を楽しく感じてほしい」と話している。
 対応するスタッフもベテラン。日本の教団から青年ボランティアも駆けつけ、サポートにあたる。
 参加資格は七歳から十八歳まで。日系、非日系は問わない。参加人数は約五十人。参加費用は、十一月中に申し込んだ場合は百八十レアル。当日払いは二百レアル。分割払いは一回六十五レアルで三回(今月三十日、十二月三十一日、当日)。
 問い合わせは佐藤さん(電話11・3651・2052)または新谷聡一郎さん(電話11・3341・6238)まで。

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