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東西南北

2006年11月17日付け

 秋篠宮殿下歓迎会が行われた、壮麗なギリシア建築のような「人造りセンター」は、八六年に日本からの約十五億円の無償支援によって建てられた総合文化体育センター。アスンシオン市に運営が託され、日パの友情のシンボルとして活用されている。金額といい、規模といいまさに百周年でも歓迎されそうな「箱モノ」の典型。当時は、日本がバブル経済の真っ最中だったから可能なことだったのだろう。
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 文協評議員会で決まった通りの内容が臨時総会でも承認されれば、会長の直接選挙はなくなる。その代わりに評議員の直接選挙が、新会長選びの山場となるようだ。特定のリーダーを中心としたメンバーが、より多く評議員会に入るほどその人が会長に選ばれやすくなる。それにしても、今回は百五十人をいっぺんに選ぶので、会員全員に候補者名簿(何百人か)を郵送し、うち百人に印をつけて送り返してもらい事務局で集計する。その作業量は半端ではない。やってみなければ分からないが、選挙運動までして評議員になりたい人がどれだけいるのか。

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