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東西南北

2006年11月22日付け

 リオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレ市で十九日、十三歳の少女とピアノ教師(31)がモーテルで遺体となって発見された。二人はベッドの上で抱き合った状態で互いに拳銃を手にしており、心中したと警察はみている。一年前から同教師にピアノを教わっていた少女は、二カ月ほど前から教師と恋仲になっていたという。
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 ゴイアス州アナーポリス市で十七日、心理療法士が患者の女性に火を放ち、火傷を負わせたとして現行犯逮捕された。容疑者はうつ病とパニック症候群の治療として、患者があわてて逃げるのを期待しつつ、横たわったベッドに火を放った。
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 サンパウロ市西部ペルジーゼス区で十七日、年金生活者の夫婦(71、68)がナイフで刺されて殺害された事件で、隣人の男が十九日午後、警察に自首した。固定資産税などを支払う金欲しさの犯行だった。
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 市議や業界団体から圧力をかけられたカサビサンパウロ市長は、最高一〇%に上る来年度の固定資産税(IPTU)調整案を撤回した。地区毎に調整率を変え、五五〇〇万レアルの増収が見込まれていたが、従来どおり広範囲消費者物価指数(IPCA)と同じ三・七%の調整になる見通し。
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 サンタカタリーナ州フロリアノポリス市のアンシェッタ小学校は、休憩時間に生徒が騒いでうるさいと、周辺住民から裁判所へ訴えられた。裁判所は小学校に対し、毎日一万レアルの罰金刑を科す仮判決を下した。小学校側によると、市条例で生徒の騒音が六五デシベルまで許されているという。それがダメなら、生徒にサルグツワをはめるといっている。

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