ホーム | 日系社会ニュース | 一年の締めくくりに=今年も盛況もち祭り=北海道協会

一年の締めくくりに=今年も盛況もち祭り=北海道協会

2006年11月29日付け

 ブラジル北海道協会青年部「ひぐま会」の「第十五回北海道もち祭り」が二十六日、同協会で開かれた。来場者は約四百人(主催者側発表)。餅つきのデモンストレーションには見物人も大勢集まり、一足早い正月気分を楽しんだ。
 同協会の一年間の活動中、青年部が主役となるのがもち祭り。同祭りの収益が青年部の運営費となる。当日は青年部の六十人のほか、婦人部「はまなす会」の約十五人も手伝い来場者を迎えた。
 今年はもち米二百十キロを購入。雑煮、しるこ、焼きもち、きなこもちなどが販売された。前日、同協会のメンバー約五十人がついた餅で作った持ち帰り用の白餅も好評だった。
 ビンゴ大会を楽しむ人や、外で行われた餅つきのデモンストレーションに魅入る人、餅をほお張りながら「札幌雪祭り」や「YOSAKOIソーラン祭り」、北海道の観光スポットのDVDが流されたスクリーンを見つめる人など、来場者は思い思いに過ごしていた。
 「おいしいお餅が食べられるので毎年来ています」と話すのはタトゥアペー在住の矢渕美知子さん(六〇)。おしること雑煮に舌鼓を打っていた。
 「ひぐま会」は今年創立十五周年。「例年に増して部員みんなの気合いが入っています」という前会長の平野オストンさんは、「今年の締めを飾るお祭りとして皆がんばっていました」と感想を話す。
 同協会の大橋皖吾会長も、「今年も前日から大勢が集まってくれて働いていた。今日も青年部、婦人部皆さんのがんばりのおかげで今年も大成功です」と笑顔を見せていた。

image_print