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岩船貢氏=伯柔道界の先駆者

2006年12月2日付け

 ブラジル柔道界の先駆者、ミナス州ベロオリゾンテ市在住の岩船貢(みつぐ)さんが前立腺ガンのために三十日午後五時過ぎ、入院先のベロオリゾンテ病院で亡くなった。享年七十三歳。
 岩手県宮古市生まれ。一九五九年七月に渡伯し、サンパウロ州のサントス、スザノ、イタクアケセツーバ、ミナス州のポッソス・デ・カルダスなどで柔道教師をしたのち、六四年にウジミナスに入社。イパチンガのウジッパクラブで教え、六七年からはベロオリゾンテに移り、それまでは同地でまったく知られていなかった柔道の普及に生涯を捧げた。
 パウリスタスポーツ賞受賞者で現在、ミナス日伯文化協会の評議員会会長、全伯講道館柔道有段者会の副会長。
 葬儀は十二月一日午後四時から、ベロオリゾンテ市セミテーリオ・パルケ・ダ・コリナで行われた。初七日の日時は未定。

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