ホーム | 日系社会ニュース | 9年続く年末の寄付=パトリモニオ保険=こどものそのに3千レアル

9年続く年末の寄付=パトリモニオ保険=こどものそのに3千レアル

2006年12月13日付け

 サンパウロ市の保険代理店、パトリモニオ保険サービス会社(サンパウロ市アウシーデス・リカルジーニ・ネヴェス街、脇山正之社長)は八日、社会福祉法人こどものその(岡本ルイス理事長)に対し、三千レアルの寄付金を贈呈した。
 一九七二年に創業された同社は九七年、北米大手保険会社マーシュと業務提携。その際に「虚礼を廃止し、その費用を社会福祉に役立てる」といった理念を学んだことから、九八年から日系の福祉団体への寄付活動を展開してきた。こどものそのへの寄付は九八年と〇三年に続き、今回で三回目となる。
 贈呈式は同日夕方にガルボン・ブエノ街のこどものそのリベルダーデ事務所で実施。脇山社長は、「進出企業が増える中、(年賀状など)間違った相手に送っても失礼に当たるだけ。それよりも喜ばれた方がずっといい」と話した。
 岡本理事長は、「年末の寄付はとてもありがたい。有意義に使わせていただきます」と謝辞を返した。
 こどものそのは、現在、百人近い知的障害者を全寮制で引き受けている。月の支出は約八万レアル。
 西田康二こどものその評議員会長は、「これからも暖かい目で応援をよろしくお願いします。百周年に向けて、他の企業も合理化してゆけばいい」と述べた。
 なお、こどものそのは十七日、一年間の教育成果を披露する「終了式」をイタケーラ区の同園本部で行なう。

image_print