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東日本大震災=ペルーで続く支援活動=合言葉は「日本と共に」

ニッケイ新聞 2011年5月25日付け

 【リオ共同】東日本大震災の被災地を支援しようと、南米ペルーの首都リマで21日、「日本がんばれ」と題した日系社会による支援イベントが行われ、日系の若手音楽グループ8組が沖縄の伝統芸能エイサーやロック音楽などを披露した。非日系人を含む若者らを中心に延べ数千人が観客として集まり、入場料の収益は被災地支援のために送られる。
 ペルー日系人協会は震災直後から「日本と共に」と題した一連の被災地支援キャンペーンを実施中で、今回のイベントもこの一環。この日の入場料とは別に、同日までに日系人らからの義援金総額は25万ドル(約2千万円)に達し、被災地支援のため在ペルー日本大使館に渡された。
 ペルーには日系人約9万人が居住。フジモリ元大統領を輩出した日系社会は国民からの信頼も厚く、ガルシア大統領は震災1週間後の3月18日を国民服喪の日に制定、政府庁舎などで一斉に半旗を掲げ、リマの大聖堂で犠牲者を追悼するミサが行われた。

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