ホーム | 日系社会ニュース | 文協をもっと利用して!=賃貸料を大幅値下げ

文協をもっと利用して!=賃貸料を大幅値下げ

2007年2月1日付け

 「団体、個人、企業を問わず、利用してほしい」――。ブラジル日本文化福祉協会(上原幸啓会長)は経営好転を図る一環として、大小講堂、体育館、展示室、貴賓室、会議室の施設賃貸料を大幅値下げすることを発表、多くの利用を呼びかけている。
 会員資格の有無、利用日などで異なるが、四割近く値下げした施設も。以前、非会員に対する大講堂使用料は五千レ(週末料金)だったが、三割減の三千五百レアルとなっている。
 文協では近隣にできた客家センターの影響などで近年、施設利用が伸び悩んでおり、昨年の週末利用は、ほぼ半数に留まっているという。
 一月三十一日、案内に来社した伝田英二管財委員長は、文協の年間収入の約一割にあたる二十万レアルが施設賃貸料であることを説明しつつも、「INSS問題や不法建築に関する費用が負担になっている」と依然経営状態が厳しい局面にあると話す。
 「体育館があることなど意外に知られていない。新しい施設利用者には、史料館、図書館なども訪れてほしい」と相乗効果も期待する。
 中島エドワルド事務局長は広く広報活動を行うと話し、「日系社会のみなさんにさらに活用してもらえれば」と呼びかけている。
 施設の予約や詳細に関する問い合わせは文協事務局(11・3208・1755/担当ウィルソン)まで。

image_print