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大耳小耳

2007年2月7日付け

 商工会議所で講演した鈴木孝憲氏は「あまり知られてないけど」と、ブラジルの現状を紹介。世界に誇れる国産技術に世界最大のイタイプーを作った大型土木工事、深海油田開発やユーカリの植林技術、フレックス車などをあげ「バス車輌においてはブラジルが世界二位。メキシコを走るバスの四八パーセントがブラジル産だ」と紹介した。ここ数年、日本勢の進出も顕著で、味の素は〇六年からの三ヵ年の海外投資の九パーセントをブラジルに集中投下というから、これからの日本企業に期待したい。
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 総務省がこのほどまとめた〇五年国勢調査の労働力集計で、パートやアルバイトなど一年以内の臨時雇用者が七百七十二万人に上ることが分かった。前回調査(〇〇年)から百万人の急増。外国人の就業者も九万人増え、過去最高の七十七万人。ブラジル国籍者は十四万人で、韓国・朝鮮(二十二万人)、中国(十八万)に次いで三番目だった。
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 日系ライオンズクラブに「ガイジン」が半分も? 同クラブは二世が中心となって活動しているが、最近は非日系のメンバーが増えてきたという。始めは〃日系〃なので、入会に悩んだそうだが、最近では「入会したい」と積極的に開放、「メンバーの半分くらいに近づいてきた」そう。あたりまえだが日系人でも入会していない人もいる一方で、日系社会のために資してくれるのだから喜ばしいことか。

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