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やはり強かった=老中戦、大介くん制す

2007年2月28日付け

 ブラジル将棋連盟(奥田定会長)は、第三十六回老中杯棋戦大会を、二十五日、リベルダーデの将棋連盟会館で開催した。ニューヨーク、パラグアイやバイア州、マット・グロッソ州、パラナ州クリチーバからの参加者も迎え、五十九人のアマチュア棋士らが腕を競った。
 同棋戦を制したのは、日本将棋連盟の奨励会五級でサンパウロに滞在中の浅野大介くん(13、五段格)。対局の合間の空き時間にも将棋を指しつづけ、一日に二十局以上。「疲れた」とうれしそうな笑顔を見せていた。
 奥田会長は「彼(大介くん)の存在で多くの人が指しに来てくれるようになれば」と期待を込めた。同協会では、五月に王将戦、八月に名人戦を行う。
 大会結果は以下の通り(敬称略)。老中杯棋戦/二位=安部和夫五段、三位=吉田国夫六段、四位=湧口美裕六段。四段戦/一位=中田定和(五段昇格)、二位=川合昭、三位=泰豊治。三段戦/一位=浅路幸男(四段昇格)、二位=岩川憲治、三位=佐川洋一。二段戦/一位=丸井三郎、二位=山口栄一。初段戦/一位=林正吾(初段昇格)、二位=牧山茂。親睦戦A組/一位=大河内三郎(五段)、二位=仲美好(四段)、三位=小池眞琴(五段)。B組/一位=川野茂(四段)、二位=馬場康二(三段)、三位=立岩清志(三段)。

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