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日語教師認定証を授与=センター2回目、37人に

2007年3月15日付け

 ブラジル日本語センター(谷広海理事長)は、二回目となる日本語教師認定証授与式を、去る一月十三日に同センターで行った。パラナ州、リオ・グランデ・ド・スル州からの出席者を迎えて、三十七人が認定証を受け取った。
 昨年七月に、日本語教師の社会的地位向上や質の保証を目指して発行が始まった同認定証。従来より、教職者として一定の資格の必要性がいわれてきたことに応えたもので、これまでに百七十八人に手渡されている。
 授与式では、谷理事長が「今後はより誇りを持って、日本語教育に取り組んでください」と激励の言葉を贈り、出席者を代表して高田照子さん(リオ・グランデ・ド・スル州イボチ市在住)さんが挨拶。ブラジルで日本語を教える意義に疑問を持っていたこともあったが、『日本語を通して日本文化を知る』と感銘して後「今日まで、微力ながら精一杯、日本語を教えています」と感慨深く語った。
 センターでは、教師認定証が教師自身のみならず、非日系が増加している学習者や学校運営側にとっても、教師能力を判断するいい基準になるとして、今後も普及に努めるとともに、教師の個人データ収集、更新に取り組んでいる。

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