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在伯被爆者訴訟=91歳原告が死去

2007年3月20日付け

 【中国新聞】被爆者援護法に基づく被爆者健康手帳の発行を求めて広島地裁に提訴していたブラジル・リオデジャネイロ市の日本人女性(91)が十三日、がんのため、同市内の病院で死去した。十五日の第二回口頭弁論を控えた悲報に、弁護団は訴訟承継策の検討を始めた。女性は広島市で被爆し、一九七三年にブラジルに渡った。〇六年広島県に手帳交付を申請したが県は却下。女性は、国と県に却下処分の取り消しを求めて提訴していた。

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