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木原医師の親戚、春井さん=福祉施設の見学で来伯

ニッケイ新聞 2008年11月7日付け

 このほど来伯した、兵庫県神戸市にある特別養護老人ホーム花みさき園長の春井秀雄さん(61、兵庫)が、兵庫県人会の尾西貞夫会長と十月三十日に本紙を訪れた。
 春井さんは、十月二十三日から二日まで観光目的で滞在。滞在中は自分の仕事の関わりがあるあけぼのホームなどを見学し、様々な意見交換を行った。
 春井さんの夫人は、在伯日本人同仁会の医師で兵庫県人会の第三代会長を務めた故木原暢(ちょう)氏の姪。木原さんとは何度か日本で顔を会わせており、「立派な人だった」と当時を振り返る。
 今回は木原さんたちの子供たちと初対面する機会を得た。「せっかく来たし、尾西会長のおかげで会うことができる」と嬉しそうに話した。
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 木原暢氏(一九〇八~八五)は二九年に移住。リオ国立医大卒業後、同仁会所属医師としてブラジル内の日系集団地を訪問し、無料医療奉仕に従事した。また、細江静男医師や武田義信医師と共に医療活動を行い、奥地在住日本人の健康維持に尽力した。

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