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〃新人〃が増えていく酉年会=軌道にのって磐石の態勢

2007年4月6日付け

 ブラジル酉年会第九回親睦昼食会が、一日、老ク連センターで行われた。酉年でないにも関わらず、毎回参加者が増え、今回は約六十人が出席。一九〇九年(昭和四十二年)生まれ、二一年(大正十年)生まれ、三三年(昭和八年)生まれ、四五年(昭和二十年)生まれと、四まわりの世代が集まり、酉年生まれが今年一年間、健康に過ごせるよう願掛けをするとともに、互いの親睦を深めた。
 酉年会が発足したのは、一九八六年、寅年のこと。羽田武人元県連事務局長、高野芳久元県連会長、尾身倍一元文協会長の大正十年生まれの三人が世話人となり、十一人が集って一回目を催した。二回目は三人が古希を迎えた九一年で、参加者は十九人。
 九三年には、昭和八年生まれが還暦を迎えたのを機に、四世代の酉年生まれに声をかけ、三回目の酉年会が約六十人を集めて盛大に行われた。
 「初回メンバーも三人になってしまいましたが、毎年新しく来る人がいるので、会は減らないんですよ」と羽田さん。三人のうちの一人、志村とくさんは「若い人が増えますからうれしいですよ」と笑顔を見せた。
 会は、今年九十八歳を迎える吉永房枝さん、武井誠さんを筆頭に、六十二歳の酉年生まれは七人と少数派。先没者の黙祷に始まり、一人ずつ自己紹介、記念撮影をし、昼食後も謡曲や寸劇などの余興が続いた。
 「今上天皇も酉年のお生まれですから」と和やかな雰囲気で進む会では、来年、最高齢の酉年生まれが白寿を迎える。一年後の開催に向け、今から会場を会場を予約することが承認されて、再会を約していた。

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