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欧州に行く「高校生平和大使=ブラジル代表募る

2007年4月19日付け

 在ブラジル原爆被爆者協会(森田隆代表)は、日本長崎の市民団体「長崎平和大集会実行委員会」が九八年から実施している「高校生平和大使」のブラジル代表者を募集している。
 「高校生平和大使」は核兵器廃絶と平和な世界の実現にむけて、被爆地の願いを世界に伝えることを目的に毎年実施。今年は十周年の節目を迎えたことから、はじめてブラジル代表の派遣がきまった。
 派遣団は長崎から三人、日本各地から二人、韓国・ブラジルから一人ずつ。期間は今年八月十九日から二十六日まで。国連欧州本部(スイス・ジュネーブ)ほかスイス国内・オランダ(アムステルダム市、アンネ・フランクの隠れ家見学)、韓国・ソウル(在韓被爆者の証言)、リヒテンシュタインを訪問する。
 また大使は、同大使派遣がきっかけとなってはじまった「高校生一万人署名」を国連に届け、平和を願うスピーチをする。
 【応募要領と資格】
 募集人員は一人。高校在学中の生徒(十四歳から十七歳まで(日系・非日系は問わない)。「核と平和」と題した作文をポ語、英語、日語のいずれかで自筆で応募、横罫線紙(Papel ao mac)で三枚。ブラジルで一万人署名運動に参加できる生徒。応募は学校単位で応募(各学校で五名の作文を選考して応募)、学校が参加しない場合は個人でも応募可。
 【選考について】
 応募原稿の中から十編を書類選考し、面接を実施。そのうち一人が高校生平和大使として、国連にブラジル側で集めた「高校生一万人署名」を届ける。往復旅費、その他の費用は長崎平和大使実行委員会が負担。大使の任期は一年となる。
 締め切りは五月十五日、同協会必着。協会住所=Av.Jabaquara1744-Saude SP CEP・04046-300。電話=11・2577・0328まで。

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