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日本国籍復活したい=署名簿、扇参院議長へ

2007年4月26日付け

 日本国籍復活運動推進委員会は、来週、サンパウロ総領事館を通じ、扇千景参議院議長に運動で署名した三百五十人分の署名簿を送る。
 運動発起人の石井久順さん、井料堅治さん、羽田宗義さんによれば、昨年、七月六日、運動を始め、すでに日本政府当局あて、千五百人分の署名を送付済みだ。今回のと合わせ、千八百五十人の署名を集めたことになる。マットグロッソ州、アマゾナス州などの在住者も署名した。
 石井さんら発起人たちは、昨年、扇千景議長が来伯の折、短時間ではあったが、国籍復活について陳情する機会があった。そのとき「多くの移住者が雇用農から独立、農地購入のため帰化せざるをえなかった事情」を説明した。現在では、旅行のビザを取得する際も書類が煩雑で、あまりにも時間がかかり過ぎ、〃親の死に目にも会えなかった〃といった事態も生じているという。
 今回の扇議長への書簡では「近年、先進国では、すでに二重国籍あるいは三重国籍さえ認めていると、うかがっている。帰化人にも再度日本国籍が取得でき、これにより、(日本における)直接選挙に参加できるようご尽力を」と記している。

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