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能登地震に義援金おくる=マナウス石川県人会から50万円

2007年4月27日付け

 三月二十五日に起きた石川県能登半島地震のニュースを衛星放送で知ったブラジルのマナウス石川県人会が、会員に寄付を呼びかけたところ、五十万円の災害義援金が集まった。
 義援金は、JICAの日系研修員(個別短期)として四月十三日に来日した、マナウス石川県人会に所属する錦戸ブルーノ・ミノルさんに託された。
 四月十七日、石川県東京事務所の松原公慈次長と田村博行政第一課係長が当協会を来訪し、研修のブリーフィング・オリエンテーション(当協会が実施)でJICA横浜に滞在していた錦戸研修員より義援金が直接手渡された。
 義援金は県の災害基金に送られ、そこから特に被害の大きかった輪島市の復興などに当てられる。
 錦戸研修員は父親が石川県出身の一世、母親はブラジル生まれの日系二世。マナウスの大学で生物学を専攻しているが、今回、JICAの日系研修員として三カ月間の予定で来日している。
 現在は広島県に移動し、広島大学大学院で森林と伐採地の酸素、熱、放射収支レベルの比較などについて研究中。(海外日系人協会通信)

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