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里帰り・恩返し公演=大衆演劇「響ファミリー」=コロニアの「おじいさん、おばあさんに会いたい」=剣戟、一人芝居など成長ぶりみせる=彬斗さん、艶かしい女形も

2007年5月29日付け

 【既報】日本全国各地をまわって大活躍している、コロニア育ちの役者、大衆演劇劇団「響ファミリー」(響彬斗座長)が、日本移民百周年記念公演の打ち合わせのために近く来伯、その機会を利用して六月二十七日、ブラジル日系老人クラブ連合会会館(老ク連センター)サロンで、公演する。彬斗さんは女形が艶かしくなった。どんな芝居をを見せてくれるか。「恩返し公演」「里帰り公演」両方の意味がある舞台になりそうだ。
 日系三世の、座長・響彬斗(ひびき・あきと、25、本名=松井滋樹)さんは、北海道旭川生まれ。二歳の時に日系ブラジル人の父親らと家族でブラジルに移住した。四歳のとき、弟の一真さん(22)と花柳流なでしこ会の会主、花柳寿美富代師匠のもとで日本舞踊などを始め、育てられた。
 三味線、剣戟、歌、和太鼓、一人芝居をこなし、コロニア芸能祭に毎年参加。
 二〇〇一年に、「役者になるんだ」といい、日本へ行き、大衆劇団に入団。三年間修行し、〇五年に、大衆演劇劇団「響ファミリー」を立ち上げ、今年、晴れてブラジル里帰り公演を行う。
 今回、老ク連サロンでの公演を決めたのは、彬斗さんが、小さい頃から同連合会に世話になったので、恩返しがしたいと思ったからだ。「おじいさん、おばあさんが喜ぶことは何か」といつも考えていた。
 彬斗さんは、子供のころから、サービス精神旺盛だった。老人週間(老ク連、援協、救済会など主催)のアトラクション出演を頼まれると、いやと言わず、何をおいても駆けつけるなどした。事情を知る人は「学校のほうを休んで」という。世話になったのは、彬斗さん側でなく、おじいさん、おばあさん側だったかもしれない。
 県人会の演芸大会にも、よく頼まれ出演した。県人会が制作したビデオテープには、幼いころの彬斗さん、一真さんの「国定忠治」の芝居が録画され残されている。「赤城の子守唄」は当時のレパートリーの中心だったようだ。
 今回も、やはり一番喜ぶのは、ショーをすることだと思い、自分の成長ぶりも観てほしいということで、センターサロンに入る。二十七日の演目やプログラムは、まだ未定。入場は無料である。
 同劇団は、六月二十二日にブラジルに到着し、二十三日、二十四日、コロニア芸能祭(文協ビルで開催)に出演予定。
 老ク連の舞台のあと、ロンドリーナに向け出発。三十日に同地で公演する予定。七月二日、帰国へ。今回、多忙な日程の中でのショーは貴重だ。
 六月二十七日のショーについての問い合わせは、ブラジル日系老人クラブ連合会、電話11―3209―5935へ。スケジュールなどは、響ファミリーのホームページを参考にするとよい。http://www.hibikifamily.com/index2.htm

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