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デカセギ子弟の日語教育=訪日研修生、実地で担当

2007年6月6日付け

 ブラジル日本語センター(谷広海理事長)は、去る五月三十一日、JICA日本語教師基礎Ⅰコースのサンパウロ研修会を終了、閉講式を同センターで行った。受講生六人は、二日、訪日へ出発した。九月末までの四カ月間、研修を受けるかたわら、毎週土曜日には、デカセギ子弟向けの日本語教室を担当する。JICA本部で、本邦研修制度の見直しが行われている時期だけに、研修成果への関係者らの期待も大きい。
 受講生らは、三週間のサンパウロ研修中に、日本語学校の視察、JICA事務所の訪問など所外活動と、教授法、教案作成、模擬授業などを行った。
 閉講式で野末雅彦JICAサンパウロ支所次長は「自信を持って、日本へ行ってほしい」。谷理事長は、本邦研修の継続は皆の成果にかかっていると受講生に理解を求め、「帰ってきたら研修のよさを他の教師にも伝えてほしい」と期待を込めた。
 アルゼンチンから参加した佐久川サブリナ・ジュリアさんは「研修は一生の思い出」と感想を語り、サンパウロ州モジで教壇に立つ佐藤綾さんは「新しい友達もできた」と、涙ながらに感謝の意を述べた。
 デカセギ子弟向けの日本語教室「子ども教室」は、複数担当(一教室に教師が二人)で実施される。担当講師の松本留美子さんは、教室の子どものほうが日本語や日本の習慣に慣れていることを挙げ、「難しいかもしれないけど、実践で一番実力がつく」と、受講生らの健闘を祈った。

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