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ブラジル初=個人で9個の金獲得=リオ・パンアメリカン大会=卓球のオヤマ選手が快挙=超満員の会場で大声援受け

2007年7月26日付け

 リオで開催中(十三日~二十九日)の米州大陸最大のスポーツの祭典「第十五回パンアメリカン大会」で、卓球のウーゴ・オヤマ選手(38、三世)がブラジル初の九個目の金メダルを獲得し、大きな話題を呼んでいる。六大会連続出場で、計十三ものメダルをブラジルにもたらした。今回の参加者中でもほぼ最高齢のベテランとして、強いプレッシャーをはねのけてブラジル民の期待に応えた。ニッケイ新聞の電話取材に答え、オヤマ選手は「会場中からすごい声援を受け、驚いた。みなさんの応援のおかげです」と謙虚に感謝した。
 二十四日に行われた卓球の男子団体で、会場は異例の熱気に包まれた。卓球が一九八三年にパンアメリカンに導入されて以来、初めて会場は超満員となり、ウーゴ選手の金メダル獲得に対する、ブラジル民の期待が高いことをうかがわせた。
 団体戦ではブラジル新記録に対するプレッシャーを感じたのか、普段の力が存分に発揮できず、格下相手に悪戦苦闘する場面も見られたが、チームメイトや声援に支えられ、見事優勝を勝ち取った。会場には応援に駆けつけていた父親や恋人の姿もあった。
 今回の金メダルで、競泳のグスタボ・ボルジェス選手が持つ八個の記録を抜き、ブラジル人の最多獲得数を更新した。ブラジルメディアはトップニュースでこの快挙を伝え、同ボルジェス選手はわざわざ会場に駆けつけ、祝福を送った。

卓球歴31年=日本にも留学

 オヤマ選手は八七年にアメリカで開催されたパンアメリカン大会に初出場して以来、今大会まで六回(二十年)連続出場している。今回の金メダル獲得した結果、メダルの総獲得数は十三個(金九、銀一、銅三)になった。
 オヤマ選手は七歳の頃に日本語学校で卓球に出会って以来、現在まで続けている。日本へも卓球留学していて、日本体育大学、日産自動車などで練習を積んだ経験がある。現在はサンパウロ市近郊サン・ベルナルド市で日々練習している。
 ニッケイ新聞社の取材に対し、オヤマ選手は「非常に緊張していたが、ブラジル人が手を叩きながら〝ウーゴ頑張れ〟と負けていても勝っていても必死に応援してくれたので優勝につながった」と声を弾ませた。さらに「優勝は嬉しいが、もう個人戦が始まる。さらに気を引き締めて個人戦でも優勝を目指したい」と意気込みを語った。
 今大会の次は、来年の北京五輪に向けて調整をしていくという。
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 団体戦はシングルス戦四回、ダブルス戦一回を行い、先に三勝した方が勝ちとなる。ウーゴ選手は今回シングルス戦のみの出場だった。チームメイトはチアゴ・モンテイロ選手、グスタヴォ・ツボイ選手。

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