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老ク大会、芸能祭と=〃特別番組〃はギター演奏=シニアの貞弘昌理さん迎えて

2007年7月31日付け

 第三十一回老人クラブ大会(ブラジル日系老人クラブ連合会=重岡康人会長=主催)が、八月五日午前八時半から、文協ビルで行われる。今年は、芸能祭が併催される。芸能祭は、従来クラブ大会と分けて行われてきたが、主催者の説明によれば、高額の会場費、観客数、出演者数・内容の充実などを考慮して、併催を決めた。会場内ではバザーも開かれる。今回の〃特別番組〃は、芸能祭の舞台で特別披露されるクラシックギターの演奏。奏者は貞弘昌理さん(JICAシニアボランティア、老ク連に着任)。
 芸能祭は、各老人クラブによる民謡、舞踊、ダンス、寸劇など六十三演目が繰り広げられ、審査される。司会は藤瀬圭子さん。審査委員は戸塚マリさん(委員長、舞踊家、老ク連体操指導者)、嵐田英代さん(老ク連日本舞踊指導者)、永田理文さん(民謡、舞踊指導者)。
 バザー参加の業者は二十二。衣類、日用品、食料品などを販売、新たに焼き魚、かまぼこ、佃煮などの総菜屋が加入した。ほかに老ク連の売店。会員手づくりの食品、健康器具、健康補助食品、日本製の中古衣料、さきの日本祭りで好評だった野沢菜などが販売される。衣料は新品が多いという。
 芸能祭の特別番組でギター演奏する貞弘さんは、さきに帰国した宇野妙子シニアのあとに着任したシニア。元公務員、六十一歳。ギター演奏歴四十年という人である。昨年九月、NHKの番組「あなたが主役、音楽のある街で」に出演、各種イベントで演奏するなど、音楽活動を行っている。また山口県周南市を中心に老人福祉センターの趣味の講座、老人大学、高齢者のグループ活動に指導者として参加している。
 着任したシニアが〃若い〃男性、しかもスマートであたりがやわらかいとあって、老ク連に毎日出入りして、各種教室に参加している女性会員たちには、すでに大人気。「独りで(ブラジルに)来たの?」と遠慮なく問い掛けられ、いつも囲まれる。
 異色の男性シニアが、今後二年間、どのような指導活動を行うか楽しみだ。

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