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チェス=汎米大会で4度目の優勝=スザノの寺尾ジュリアーナさん=11月にトルコの世界大会へ=目指すは「国際名人」

2007年8月7日付け

 スザノ市在住の寺尾ジュリアーナさん(16、四世)が、七月一日から七日までコロンビアのメデリンで行なわれた、汎アメリカン大会(十六歳までの部)で見事優勝し、汎アメリカン大会通算四度目の優勝となった。父親のルイさんと兄のロドリーゴさんの影響で始めたチェス。小さい頃から頭角を表し、数々の大会で優勝を勝ち取った。十一月からトルコで行なわれる世界大会に向けて特訓中だ。ジュリアーナさんは「当面の目標は国際名人。世界大会は勝つのが難しいけど、頑張りたい」と抱負を語った。
 ジュリアーナさんは兄のロドリーゴさんが獲得しているメダルやトロフィーを羨ましく思い、六歳からチェスを始めた。
 父のルイさんの趣味がチェスだったことも影響し、小さい頃はルイさんが二人の指導にあたった。
 ルイさんは「小さい頃兄弟で仲良く練習していたのだが、最近は別々に練習している」と少々嘆きながら話した。
 以前は先生に教えてもらうためにピラシカーバ市まで車で三時間かけて通っていた。しかし、最近では週に一度インターネットを使用して練習を積んでいる。ジュリアーナさんは「勉強も忙しくて大変。でも、毎日一時間ぐらいはチェスをしている」と話した。
 「二日から始まった学校に行くと学校で自分の活躍が写真などで紹介されていれみんなから祝福されて驚いた」と嬉しそうな表情で語った。
 「国内名人」の称号を受けているジュリアーナさんは「国際名人」を取ることを目標としている。ブラジル内では数人しかいないこの称号を獲得できれば、様々な特権を得られるため「是非獲得したい」と希望を抱いている。
 ブラジル内の同年代の部で無類の強さを誇るジュリアーナさんは、現在自分のレベルを高めるために男子の部に混じって大会に参加している。サンパウロ市で行なわれた大会には男子十六歳までの部に出場し、六位に入った。
 ブラジルを代表して出場しているジュリアーナさんだが、全て自費で大会に参加している。ルイさんは「渡航費が大変です」と苦笑いしつつ、「やりたいことはやらせてあげたい」と決意していた。
 今年十一月にトルコで行なわれる世界大会にブラジル代表として参加する。世界の壁は厚くなかなか突破することは難しいのだが、今年こそは予選を通過することをめざしている。
 ジュリアーナさんは「様々な大会で色々な国に行けるし、友達に会えるのが嬉しい」と笑顔を見せ、「チェスのプロになるかどうかは現段階では分らない」と考えながら話した。
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 現在、世界大会出場に向けてスポンサーを探している。詳細等連絡はジュリアーナさんのメール(julianaterao@gmail.com)まで。

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