コラム　オーリャ！

ニッケイ新聞　２００７年９月２８日付け

　各国のコロニアが一堂に集まり、民族舞踊を披露した文協主催の民族舞踊祭。参加した二十二カ国のうち、十一カ国が郷土食や郷土品などを販売していた。せっかくの機会ということで、各コロニアの事情を聞いてみることに。
　日系コロニアでも問題になっている、母国語の継承の話になると、各国様々な状況や話をしてくれた。
　ポルトガル語に似ている言葉においては、殆どの人が母国語も一緒に勉強したりして話せるようにはなっているものの、言葉が似ていないと殆どが分らない、ということが分った。また、二世ぐらいまでは理解できるものの、三世、四世世代になっていくとほとんどの人が分らないとか。
　このように見ると、日本人や日系人は子弟の教育に関して、他民族よりもしっかりと行われていることがひしひしと感じられた。　　　　（坂）